市に数回の ”必要性は認める ... 検討する” 形式的な回答のみ
組織委「D-190 合同報告会」... ソングの市場へ準備状況の説明
190日後に迫った「2014 仁川アジア競技大会( AG )」が朴大統領との意見交換を一度もせず、仁川だけの行事として行われる懸念が高まっている。
 
仁川市は中央政府を相手に数回、朴大統領に対して事前報告会の開催を要請しているが、政府は沈黙したままである。
 
市は、大統領府及び首相室、文化体育観光部などに対して「AG大統領事前報告会」の開催を公式に要請している最中だと13日、明らかにした。
 
市は、 AGが世界的なスポーツイベントである上、中央政府との緊密な協力を必要とするという点で、事前報告会を提案した。
 
大統領のレポートは、 AG準備状況を大統領に知らせ、これに対する政府の対策を伺う相互作用という点で大きい意味を持つ。
 
仁川で開かれるイベントだが、国家レベルでの中央政府が仁川市と一緒に主導する大会だということを対外的に発表する機会でもある。
 
また、大会の様々な分野に亘る政府の支援計画を確認する場となる。
 
報告会の後、大統領が大会の準備のための協力を強調すると、その部署が現在より更に前向きに立場が変更される可能性も期待される。
 
このような理由から、2002年 釜山アジア競技大会等、国際スポーツ大会の前には、大統領事前報告会が開催されてきた。
 
仁川市も今年に入って集中的に報告会を要求してきた。
 
その部門が政府省庁を数回訪ねて提案しているのはもちろん、ジョ・ミョンオ仁川市行政副市長も12日、首相秘書室長に会い、この問題を正式に議論した。
 
しかし、まだ返答がない状況だ。
 
大統領府や国務総理室などは、「報告会の必要性は認められる」としながらも、正確な立場の表明をしていない。
 
ただ「検討してみる」という程度の形式的な態度を見せているだけだということが分かった。
 
市は、大統領報告会が実現する可能性は高くないと見ている。
 
市の関係者は、「どういう訳か政府の反応が鈍い」「報告会を開催するかどうか予測できない」と述べた。
 
一方、 AG組織委員会と障害AG組織委員会は13日、 AG大会D-190を迎えて合同報告会を開き、仁川市長と準備について説明した。
 
組織委員会は、選手団に割り当てられる宿泊地や、大会のスポンサー契約の結果などを報告した。
 
 / ジャン・ジヒェ記者 jjh@itimes.co.kr